自然現象に頼らない発電方法!バイオガス発電とは【Housing And Environment】
HOME>ホットトピックス>自然現象に頼らない発電方法!バイオガス発電とは

有機系廃棄物の有効活用

再生可能エネルギー源を使った発電方式が地球温暖化防止対策の切り札として注目されています。但し、その多くが太陽光や風力等、自然現象に依存する発電方式なので普及が進んでいるものの、発電できても安定供給面で難しい欠点を持っています。安定供給源にするには大規模な蓄電設備が必要となり、コスト面で大きな課題を抱えるわけです。また、廃木材チップや食品廃棄物あるいは、家畜の糞尿等、有機系の廃棄物は大気中に放置しておくと発酵してメタンガスを発生し増す。メタンガスは二酸化炭素に比べて地球温暖化係数が25倍もあり、地球温暖化の一因となります。このため、再生可能エネルギー源の中でもこのような有機系の廃棄物を大気中に放置しておけない事情があります。こうした事情があって直接燃やして発生する蒸気でタービンを回すバイオマス発電が発酵槽設置の必要のあるバイオガス発電より先に運用されています。

メリットの多い発電方式

一方、バイオガス発電はバイオマス発電と比べて設備の大規模化には周辺地域から大量の有機系廃棄物を集める必要があり、利用が遅れています。バイオガス発電設備は発酵槽を設置する必要があってもガスタービンの方が蒸気タービンよりシンプルな設備で維持管理のしやすいメリットがあるので今後、利用拡大が期待されます。また、有機系廃棄物をそのまま燃焼するバイオマス発電に比べて発酵槽で発生するメタンを燃焼する方が二酸化炭素の発生を少なくするメリットもあります。更に、発酵槽に残った液体は肥料として利用できるメリットもあります。このように両方式を比較するとバイオガス発電の唯一の欠点は大量の有機系廃棄物を収集できる地域に限定される発電方式だということです。そのためにも国や自治体の補助金を利用して設備の安定運転を継続する努力が必要になります。